カントク直伝カート講座

 皆さんこんにちは。
今回は「回転数」のちょっとした話。

 今は殆どの方が計測器、いわゆる「データロガー」をお持ちの様ですね。メーカーや機種によって、その機能も様々ですが...。

ロガーの機能としてユーザーが第一に求めているのは「ラップタイム」と「回転数」の計測でしょう。
その回転数について、ダイレクトドライブのレーシングカートが『回転数∝速度』というのは、皆さんも容易に理解できていると思います。(ここではホイールスピンやスライド、ホイールロックは無視します)
さて....
皆さんが普段気にしているのは大体「最高回転数」ではないでしょうか...?

たまには「最低回転数」にも目を向けてもらいたいのです。
つまり、自分は何回転で、何キロでコーナリングしているのか!?

ヘアピンコーナーを7000rpm以上でまわってくるA選手と、6000rpmでまわってくるB選手じゃぁ.....
B選手が遅いのは当たり前!
そういう選手に限ってセッティングがどうのこうのはじまるんだナ...。
走り方を研究してください!!
本当はそのままのセットで、見違えるように速く走れるかもしれないのに...。

あと...
高い最低回転数でまわって来れる選手はキャブセットも楽になるんですよ〜。

B選手:6000〜15000rpmの9000回転域をたった2本のニードルでカバーするキャブセットを行わなければいけない。

A選手:7000〜15000rpmの8000回転域をカバーするキャブセットを行えば良い。

・・・この1000回転はでかいよ〜!
1000回転を捨てられる(考えなくていい)A選手は楽だよ〜〜!!

A選手、ますます速くなっちゃう!

さぁ、頑張ってコーナーリング速度を高めようぜ!!

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